今日もアリナは外へ出る。
こんな都会じゃ季節のにおいも分からない。
だけど、どんな人達が生きているのかは分かる。
何かを背負い、それを背負う責任を知っているから逃げ出したくもなる。
少女達が今日もさまよっている。
空を見上げ、あの空にこの身をあずけてしまえるのなら・・。
少しでも生きる力になれば、そこからまた自分の世界を見つけ羽ばたいていくだろう。
だからアリナは声をかける。
昔アリナももらった生きる言葉・・
「ねぇあなた、モデルにならない?」
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