「私のことより、アリナはどうなの?
仕事、頑張ってはいるけれど、これでいいのかな?って顔してるわよ。」
アリナは見透かされたようで、驚いた。
「・・・どうしたら、いいのか分からなくて・・。」
「本当にそう?
ちゃんと分かってるんじゃないの?」
また見透かされた気がした。
「親はね子供が迷っているなら、いつでも手を差伸べるわ。
時には道を示すことだってある。
でも、そこからは自分で歩かないと。
見えているはずよ・・自分の行く道が。」
社長はアリナにモデルの道を示したことが、正しいことだったのか?と不安に思うこともある。
でも確かにアリナは成長した。


