Queen Story


ミウは子供みたいに泣き始めた・・ケイスケと別れて初めて泣いた・・。


「本当にアリナの恋応援してたのに。

なんでケイスケなの・・

あたしにはケイスケしかいなかった・・。」

「そんなの、あたしにだって分かんないよ・・。

好きになっちゃったんだもん。


ただそれだけなのに・・。」

アリナも涙を流していた。


「・・アリナに会わなければ、よかった。」


アリナの心にグサッと突き刺さった。


だけど・・それがミウの本音ならば、受け止めなければならない。



「ウソ・・アリナに出会えてよかった。」

ミウは泣き笑いの顔を見せた。




アリナとミウに足りなかったモノ・・それは本音でぶつかりあうこと。