Ｑｕｅｅｎ Ｓｔｏｒｙ

「あたしにとってイイ仕事だし、アリナと一緒に頑張りたいしね・・？」


違う・・何かが違う。


アリナは違和感を感じた。



そっか、そうだったんだ。



「・・カッコつけないでよ。」

「えっ？」

「あ、あたしにケイスケくん奪われたこと、怒ってるんでしょ？」

「何言って・・。
あたしは二人を応援して・・。」

「だから、カッコつけないでよ！！あたしはそんなことが聞きたいんじゃない。」


それは自分自身にも言った言葉だった。

それでもミウは戸惑いを見せたけれど、心の中のモノを吐き出すように言った。


「じゃぁどうすればいいのよ！

あたしがまだケイスケのこと好きだって言っても、ケイスケは戻ってきてくれないじゃない。

なんでアリナなのよぉ・・。」