Queen Story

その手首には無数の傷がついていた。


・・リストカットだった。



アリナは体が震え、「死」がまた襲う。



楽しく笑っていたマリカのことをアリナは思い出した。

でもマリカは死んだ。

何も分かってあげられなかった。



そして・・また大切な親友を傷つけて、追い込んでしまった。



『ミウモ、シヌノ?
アタシノセイデ・・?』
アリナの感情が暴走する。



その夜アリナは眠れなかった。


頭がイタイ・・それ以上に心がイタイ・・。



気がつくと朝日が差し込んできていた。

眠れないのに、起きたくもなかった。


ミウとどんな顔をして会えばいいのか分からなかった。