モデルを始めて一ヶ月がたった頃、大きな仕事が舞い込んできた。

ギャルに人気のブランド
[R☆K]のイメージモデルにアリナが選ばれた。

モデルとしての人気はまだまだだったが、
一度見たら忘れられない存在感が選ばれた理由だった。

「うちの服もそんな存在感が今必要なんです。」

と担当者が言った。

アリナはただ与えられた仕事を、やりこなすだけだった。

広い会議室でアリナと社長、担当者達と打ち合わせをしていると、

突然大きな音を立ててドアが開いた。

みんなの視線が一斉にそっちに向けられた。