Queen Story


ミウの心を壊してまで、手にいれたい恋だった・・?


アリナはケイスケの腕の中で泣いていた。


「ごめんなさい・・ごめんなさ・・い・。」


アリナは誰に何を謝っているのか、分からなかった。



この日はもう、ケイスケに抱かれることはなかった。



アリナは静かに部屋を出ていった。



どんなに悲しくても辛くても、「明日」は必ず待っている。

それはアリナが幼い頃から、分かっていることだった。