アリナは翌日の撮影はずっとソワソワしていた。


撮影でも手足が震えるような緊張はしたことはない。

ケイスケのことを思うと、心も震える。



『あたしの体は一体どうしちゃったんだろう?』



アリナの様子がいつもと違うのに気づいたミウは声をかけてきた。


「ア、アリナどうしたの?」

「えっ??」

ミウはアリナの肩を軽く叩いて言った。