Queen Story

雑誌の撮影でも笑うことが多くなった。

冷酷な表情はさらに魅力を増し、その中にも優しさが隠れている。


アリナは自分では変わったつもりはなかった。


でも毎日がとても幸せだった。


「あっアリナの今日の服かわいい〜!
さてはさては、デートだな?」

「へへっ。」

まだケイスケのことをアリナから話すことはできなかった。

でもこうやってミウの方から言ってくれることが、アリナを安心させた。