Queen Story

「アリナちゃん。」

名前を呼ばれ振り向くとケイスケがいた。

ケイスケと今日会う約束はしていなかった。

「もう終わる頃かなって思って。」

アリナの不安を取り除いてくれる笑顔がそこにはあった。


ケイスケはミウのことは何も言わなかった。

アリナも聞かなかった。


今は楽しくおしゃべりをして、まだ知らないケイスケを知りたかった。