次の日、ミウと一緒の撮影があった。

逃げ出したい気分だったけれど、ミウにはアリナからもちゃんと話さなければならない。


自分がケイスケよりも先に、好きになってしまったんだと。


スタジオに入り、ミウを探した。

「おはよー!!」

後ろからいつもと変わらない元気な声がした。