Queen Story

「あたしだって・・
あたしだってケイスケくんのこと好き。

ずっと好きだったの・・

でもミウを傷つけてしまう、ケイスケくんも・・

ごめんなさい・・。」

ケイスケはアリナを抱きしめた。

子供みたいに泣いて、一所懸命思いを伝えてくるアリナをケイスケは愛おしいと思った。

「ホントにホント?」

「何が?」

「あたしのこと好きなの?」

アリナは腕 の中で聞いた。


「好きだよ。」