Queen Story

「そうだ!
これアリナ使ってよ。
傘持ってないでしょ?」

「えっ、いいよ。」

「大丈夫。
あたしケイスケの傘に入れてもらうから。」

アリナは傘を受け取った。

ケイスケのぬくもりが伝わってくる。

「じゃぁ行くね!」

「ライブの感想また聞かせてね。」

アリナはムリに、はしゃいでみせた。