my prince






―――――……



視線を変えて、外を眺めていたら、だんだん自分の学校が見えてきてあたしはアナウンスが鳴って、ボタンを押した。



ようやくバス停に着いて、バスが止まると……



あたしはまた定期をピッとくっつけて、急いで逃げるようにバスから飛び出した。



『た…助かった』



あたしはホッと胸を撫で下ろして、校門に向かった。