ロシアンルーレット【コミカルアクション】

 免疫が出来てんのか、兄貴のぶっ飛び行動に、仲間達は誰も驚かない。


 むしろ、ここまで来て突入できないなどという最悪の事態を回避できたと、皆胸を撫で下ろし、『ああ良かった』的な空気が漂っている。


 さすがは選び抜かれた精鋭達、恐るべし。


 兄貴の期待に見事応え、蔦山さんは…いや、蔦山さんの指は、扉のロックを解除してくれた。


 兄貴が扉を開くと、長く冷たい廊下が続いていた。


 そこはラーメン工場なんかじゃないって事は、バカな俺にも一目瞭然だった。


 足音を立てないように細心の注意を払い、兄貴の指示通り三手に別れて突入した。


 俺は兄貴の後を追うようにして、真っ直ぐ伸びる長い廊下を奥へと進んだ。