ロシアンルーレット【コミカルアクション】

「ええ~~~!!」


 顔をしかめて、絶対に拒否したい意向を表す。


 兄貴は上着のポケットから、今度は手錠の鍵を取り出し、ついさっきはめたばかりの手錠を開錠し、俺は晴れて両手の自由を取り戻したが、今からやらされる事を考えると、素直に喜べない。


「彼女がついていく。」


 兄貴がそう言うと、


「ええ~~~!!」


 今度は、兄貴の背後にいた先ほどの美女が、全面拒否。


 それでも、兄貴の威圧感に俺達が逆らえるはずもなく、どんなに反論したって、結局は兄貴の命令に従うしかない。


 さすがは独裁者のO型。


 ちなみに俺は、奇人変人のB型。