ロシアンルーレット【コミカルアクション】



 その後の刑務作業の時間。


 木工作業場で皆、真剣な面持ちで忙しく作業する中、新米の俺は簡単な椅子の組み立て担当。


 慣れない俺が苦戦していると、背後から、


「皆ちゃん。」


 と呼ばれ、先ほどの惨劇が鮮明に蘇り、思わず「あん?」と怒りモード全開で振り返った。


 視線を向けた先に居たのは、俺の尻の穴の恩人、チワワくんだった。


 恩人に『苗字にさん付けで呼べ』とも強要できず、


「有坂だ。」


 ぶっきら棒に吐き捨て、すぐに視線を外した。