ロシアンルーレット【コミカルアクション】

 梶浦洋平、34歳。


 胸糞が悪くなる、蛇を思わせる粘っこい顔で、俺に惜しみなく微笑みかけ、衣服を脱いで無駄に整った逞しい上半身をさらけ出した。


 何か…とてつもなく嫌~な予感。


 梶浦が監視役の刑務官に目配せすると、


「あ…腹痛い…。トイレ行って来るけど、お前らくれぐれもハメ外すなよ。」


 わざとらしくそう言って、無情にも刑務官は立ち去った。


 そんなバカな…


 嫌な予感が現実になりつつあるこの状況、俺はどう回避すべきか思考を巡らす。