ロシアンルーレット【コミカルアクション】

「お前、良かったなぁ、最後の最後で楽しめて。」


 という声が聞こえ振り向くと、身にまとった掛け布団がずれ落ち露わになったノアの右肩を、若いヤツが厭らしい目で見ていた。


 思わずカッとなって、足を抜けそうなぐらい伸ばして、そいつの横腹を思いっきり突いた。


 突然の攻撃に、そいつの体は『く』の字になって吹き飛んだ。


 すぐさま、背後から俺の体を支えていた片足の膝裏に蹴りを食らい、ひざまずいたところを、後ろから何か硬い物でうなじ辺りを殴られた。


 あまりの衝撃に目の奥がチカチカ光った。