―――10年前――― 俺は高3だった。 もちろん俺なんかに『受験』なんてものは全く無関係。 推薦かなんかで体育大学行くか、でなきゃ適当に就職って、気楽に考えていた。 まさか警察学校にぶち込まれるなんて、この時は想像もしてなかったさ。 その日は日曜で、前日に夜通し学校の悪友と遊んだ俺が目を覚ました時、太陽はすでにやや西に傾いていた。