うみがめに聞くと、



「それはえびにたずねなさい」



と言われ、えびに聞いてみると、



「それは裁判官にたずねなさい」



という返事がかえってきました。



しかたなくアリスは裁判所へ向かいました。



行く途中に何度もぼやきました。



「はあ、何でこんなことになったんだっけ?ちくしょう、どんだけあたしは人を訪ねればいいんだっつうの・・・。あああ、まじありえねえ・・・」



アリスはやっとの思いで裁判所に行きました。



そして何と、あの太ったうさぎはこの裁判の弁護士でした。



そこではハートのジャックが罪を問われていました。



何でなのかを聞くと、



「ハートのジャックが女王のパイをぬすんで食ったからだよ」



と言われました。



証人には、ぼうしやと三月うさぎが立っていました。



そして女王が判決をくだしました。



「あたしのパイを食べた罪でハートのジャックを死刑にする。すぐに首を切っておしまい!」