たまゆら

「変質者?」


「ぇえっ〜」
「はぁぁっ」


「ナイスハモり。」


っとヤバい、ノリっコミしちゃった。どうしよ……どうしよ……えっと


「あっあはは。ごめんなすって」


苦笑いして、謝って右向け右。走ろうっ


ガシッ!!


突然、誰かに腕を捕まれ、走り出そうとした反対に引っ張られつんのめった。


「言い逃げはないんじゃないかしら?」


背後からの冷たい声に身震いがする。確かにないね、確かに。だから…謝る?笑う?どうしよう。ぁあまずは振り向くこう。でも、手が……ぁあどうしよう。困惑している空気を察して?か


「まずは、こっち向かない?綺穂ちゃんも手離してあげて」


リスちゃんの甘い声とともにゆっくりと腕が引かれ2人と向き合う。


リスちゃんは私より背が低くファとパーマが巻かれた栗色の髪の毛、バッチリ二重にバッサバッサの睫毛、桜色の唇。ため息がでちゃう。


「人な顔を見てため息って」


その声に誘われ上をみ