「え…?」 初対面のはずの人に名前を呼ばれて、 不思議に思って首を傾げると、編入生くんは言った。 「上原里玖だよ!ほら、昔さ、夏休みに駄菓子屋にいた時……。」 あたしはそこで初めて編入生くんをまじまじと見た。 見覚えのある、 少し茶色掛かったサラサラの髪、 大きな二重の目は人懐っこそうに可愛らしく、 男子にしては白くて、綺麗な肌。 …うえはら…りく? 駄菓子屋の…?