「血行がよくなった…?」 ポチャンという水音とともにあたしの声は小さく響いた。 ………ザバァ! 勢い良く立ち、置いておいたタオルで滴り落ちる雫を拭き取る。 チラリとみた時計は夜中の1時40分をさしていた。 「…誰か起きてっかな?」 そう呟き、パジャマを身につけ、リビングに向かった。