あたしは家からほんとに近い地元の中学校に通っている。 友達関係も悪くないし、それなりに好きな男の子だっている。 至って普通の女の子だ。 「おっ!清水おはよ♪」 教室に入るなり、挨拶してきた男の子。 白井 智(シライ サトル)はあたしの好きな奴だ。 「智、おはよ♪」 にっこり笑うあたしを見て満足そうな智。 先生が来るまでの間、あたし達は他愛もない会話をしていた。