「あ…っと、く、
首の手……
離して貰える?」
「ん?あ、悪ぃ悪ぃ。」
背後より首元を
抱き締められていた私は
耳元にかかる
彼の吐息と温もり、
香りに眩暈を
感じていて
冷静さを装おうにも
薄紅に染まった頬と、
裏返った声が邪魔をして
とりあえず、っと
私の解放を求めた。
それに、彼は軽い返事を返し
意図も簡単に手を離す。
そして、何食わぬ顔して
席に戻りこちらを振り返れば、
にぃっと笑って。
「マック、
やっぱ割りカンじゃダメ?」
「――っ。いいよぉ、
しょーがない。
今回だけ特別ね。」
やった!っと
小さなガッツポーズをする彼に、
私はふっと笑みが
零れてしまった。
こーいう所に
惹かれたんだよねぇ。っと
改めて彼に惚れ直した私は、
ある意味
一番馬鹿なのかもしれない。
それでも…彼の中の
方程式を知ることが出来た私は
幸せ一色だった。
この先、何があるかは解らない。
だけど…
とりあえず今は――、
このまま、彼の
『一番大事なダチ』
のままで良いかなと
自分自身で納得し
私は明日も
彼の側で微笑んで
いるのだろう。
首の手……
離して貰える?」
「ん?あ、悪ぃ悪ぃ。」
背後より首元を
抱き締められていた私は
耳元にかかる
彼の吐息と温もり、
香りに眩暈を
感じていて
冷静さを装おうにも
薄紅に染まった頬と、
裏返った声が邪魔をして
とりあえず、っと
私の解放を求めた。
それに、彼は軽い返事を返し
意図も簡単に手を離す。
そして、何食わぬ顔して
席に戻りこちらを振り返れば、
にぃっと笑って。
「マック、
やっぱ割りカンじゃダメ?」
「――っ。いいよぉ、
しょーがない。
今回だけ特別ね。」
やった!っと
小さなガッツポーズをする彼に、
私はふっと笑みが
零れてしまった。
こーいう所に
惹かれたんだよねぇ。っと
改めて彼に惚れ直した私は、
ある意味
一番馬鹿なのかもしれない。
それでも…彼の中の
方程式を知ることが出来た私は
幸せ一色だった。
この先、何があるかは解らない。
だけど…
とりあえず今は――、
このまま、彼の
『一番大事なダチ』
のままで良いかなと
自分自身で納得し
私は明日も
彼の側で微笑んで
いるのだろう。

