希望の星

教室。



あたしは泣いていた。



「明日香、マジで大丈夫なの?」



「ぶえ゛え゛え゛え゛」



「大丈夫?あっちゃん。寺崎君ひどいよね・・・」



「今の彼女振って昔の彼女っとこ行ったんでしょ?」



「あーあ、女心が分からない奴」



「やぁーーー★☆千鶴ーーー!!遊びにきた・・・・よ」



「あ、太一君。ちょ、こっち来てぇ。作戦会議中」



「なんの?」



太一君は、千鶴の話を長々と聞いた。



「ま、まぢで?」



「最悪でしょ?」



「いくらなんでも、それはひどいぜ。大丈夫?明日香」



「う゛ん゛」



太一君は、あたしの涙でグチャグチャになった顔を見てぎょっとした。



「こりゃあ重傷だな」