希望の星

あたしと千鶴が教室に戻ると、やっと解放されたのか、悠君が椅子に座っていた。



「あ、明日香・・・あの、さっきは・・」



「行こう、明日香」



「うん」



あたしは、教室の端っこに移動した。



「明日香・・・」



「ゆっう~~~~♪遊びに来たよん~」



げっ。



あたしの隣で、千鶴が近くにあった机を蹴った。



「なに?」



「3組の深津レミ・・・だっけ?人の彼氏とるってどういうこと!?」



周りがざわつく。



「おい、ちづ・・・・」



レミはしらばっくれたように、そっぽを向く。



千鶴は、怒りが爆発したのか、レミに歩み寄って・・・



バシッ!!!



時間が止まったようだった。



「いったぁー!!何するのよ!!?」