希望の星

いつもの悠君なら追いかけてくれるのに。



レミさんが引き止めてるのは分かる。



でも、それを払ってでも、来るべきだと思う。



――でも、これでいいんだよね?



2人は両思い。



あたしはかなわない。



お似合いだよ。



悔しいけど、あたしよりレミさんの方がいいと思う。



あたしより美人だし。



「あ、いたぁ。明日香~」



千鶴が来た。



あたしは、千鶴の胸でいっぱい泣いた。



「ちょっと、どうしたのよ?」



「あたし、悠君と別れる・・・かもしれない」



「えぇ!!?なんでよ!もう結婚の約束してるのに!?」



「悠君、レミ・・さんの方を・・・取るって・・・」



「はぁ!?何よそれぇ!ちょっと、そのレミって奴、何組よ?」



「3・・・」