希望の星

「悠と付き合ってるんだって?結婚の約束してるんだって?」



「だから、何ですか・・・?」



「悠と別れろ」



「は?」



「いいから、悠と別れろって言ってるんだよ!!聞こえなかったの?」



あたしは、怖くなった。




「別れないと、どうなるか分からないよ?」



「なんで?一度振られたんでしょう?」



「だからなんだっていうのよ。別れろって言ってんだから早く別れなさい」



「おい、レミ!!!?」



非常用階段のドアが開いた。



「あら、悠♪♪」



「なんで、あんたがいんだよ」



「あの後、あたし、悠の事追ってきちゃったのよ。えへ?」



「それは、噂で聞いている。けど、なんで明日香がこんな目に合ってんだよ!?お前を振ったのはこの俺だ!!明日香は関係ないだろ!」



「あたしはね、あたしの愛してる人と付き合ってる人は嫌いなのね~」