希望の星

あたしは、非常用階段に呼び出された。



「な、なんですか?」



「あんた?甲斐明日香って?」



「はい、そうですけど・・・なんですか?」



「あたし、深津レミ。ユウと、前同じ中学校だったの」



「ユウって、この悠?」



「そうよ!それ以外誰がいるっていうのよ」



「それで、悠がなんですか?」



「簡単に言うと、悠の元カノ」



・・・・はぁ??



「あたしは、一度悠にふられたけど、あきらめきれずに、追いかけてきちゃった♪」



「で?」



「そう、それからが話したいこと」



あたしは、ごくっと唾を飲んだ。



そして、レミはガンっと壁にあたしの体を叩き付けた。



「きゃ」