希望の星

1kmぐらい、歩いただろうか?



「おい、そろそろ」



「ラジャ」



あたしと悠君は、ともに、2人とは違う方向に歩き始めた。



ごめんね。千鶴、太一君。



「あれ?明日香と悠は?」



千鶴の携帯にメールが入った。



明日香。



<千鶴、はぐれちゃったぁ!!!今、探してるんだけど・・・。今、何処にいる?あたしらは、センター街。じゃあ、どっかで落ち合わせよう。何処にする?>



「あ、明日香。今、悠君と一緒なんだ。」



明日香は、続きがあることに気がついた。



<P.S 太一君と、それまではいい感じでやること!!  以上!!>



「明日香ーー!」



「どうかしたの?」



太一君は、ひょいっと顔を覗き込んだ。



「・・・・明日香も、やってくれんじゃん」



「?」