希望の星

太一君はなんか、ガッカリしたみたいだった。



「なんだよ、太一~。千鶴の事好きなのか?」



「・・・・うふ、まぁな。」



「でもまぁ、俺らのラブラブさには勝てねぇよ!!ぐあっはっはっは」



「その、笑い方やめてよ、気持ち悪い」



「わりい」



と、悠君は可愛らしく舌を出した。



「ごっめーーーーーーーん!!!!!遅れたぁーーーーーーーーーー!!!」



千鶴だった。



「いいよいいよ。それより、声でかいって」



「ごめんごめん。・・・・あ」



太一君と、千鶴は目が合った。



2人とも、なんだかモジモジしていた。



「あの・・その、遅れてごめんなさい」



「いや、いいんだ。俺も今来たトコだし・・・・な?」



「うん。そうだよ、千鶴!!」



あたしはぽんっと背中を押した。