希望の星

――でも、悠君は「かわいい服だから、許しちゃう!!」と、あたしに抱きつく。



――2人から、祝福の拍手をもらう。



てな感じだった。



「はぁ。そんな感じにならんかねぇ・・・」



あたしは、縞々模様のキャミソールに、黒に近い紺色のカーディガンを着て、チェック柄のスカートを履いた。



足には黒のソックス。



靴は、茶色のローファーを履いていくつもり。



靴下まで履き終わったあたしは、とりあえず朝食を食べる事にした。



朝食はこんがり狐色に焼けた食パンと、目玉焼き。



飲み物はコーヒーと、なんだかベタな朝食。



お母さんとお父さんは、仕事。



お姉ちゃんは大学で、家には誰にもいなかった。



机の上に、メモが置いてあった。



<明日香へ。どっか、出かけるなら、玄関、窓の鍵を閉めることよ   ママより>



「もちろんだって^^」



あたしは、遅れると嫌だから、もう、出発する事にした。