希望の星

千鶴とのメールが終った。



その数分後、何故かあの人からのメールが来た。



「井原太一」



何度読み返しても、そう書いてある。



なんで?あたしのメアド・・・。



とりあえず、内容を確認した。



<突然ごめんね。えっと、アドは、悠から教えてもらったよ。一応、今度一緒に行くからさ、メアドくらいは知っておこうと思って。迷惑だった?>



あいつか。



<ううん!全然!!むしろ、あたしも井原君のメアド知っておきたかったし>



<あ、太一でいいっすよ。それと、あの、近藤千鶴さん?一緒に来る子。俺さ、あのこのこと、少し気になってて・・・>



嘘!!



なんだ、両思いじゃん!



<そうなの?実は、千鶴も、太一君のこと、マークしてるらしくてさ>



<マジっすかぁ?ラッキー!!俺って、運めっちゃ持ってるかも!!>



<大袈裟よ。あたしも、よかったわ。千鶴選んで。偶然って言っても、過言じゃないわよねぇ!>