希望の星

あたし、さっき話したばっかりなのに忘れてた。



「明日香って、おばあちゃんだね」



「えっ・・・・・」



「さっきのお返しだよ」



「もう、悠君ッたら」



「あはは」



もう、時間なんて経って欲しくなかった。



一生でもいい。



ずっと、こうしていたい。



あたしは悠君と一緒にいるだけで十分。



「おーい、明日香?」



悠君に肩を揺すられた。



はっと現実に戻ったあたしは、「なに?」などと、とぼけた。



「なーんか最近さぁ、ぼーっとしちゃってるよなぁ」



「別に。ぼーっとなんかしてないもん」