希望の星

「ゆ、悠君?」



「明日香、この前言ったろ?<一緒にご飯食べに行こう><いいよ>って」



「確かに、言いましたが・・・」



「じゃあ、ごちゃごちゃいわな~い☆」



なんだろ、悠君ちょっと強引?



でも、この悠君のほうが、あたしは楽しい。



「悠ぅ?あんまり、女の子を強引に了解させると、嫌われるわよぉ?」



「べーッ。別にいいのッ!!俺は、明日香一筋だから~♪」



何となく嬉しかった。



悠君の口から、こんなセリフが聞けるなんて・・・。



「お母さん、ちょっとショッピングに行って来るけど、あなたたちも、そこらへんブラブラしてたら?」



「そうしよっか、悠君・・・」



「そうだな~、メシなんかそこらへんでもくえるしな!」



なんか、今の言葉、ここの従業員に失礼だと思うよ?



「ね、ねぇ。プリクラ撮らない?あたし、悠君とのツーショットのプリクラ、持ってないから」



「いいぜぇ!撮ろう撮ろう♪♪♪」



悠君のお母さんは、あたし達に気を使ったのか、黙って行っちゃったらしい。