希望の星

回想。



「あたし、将来、悠君と結婚するの!」



「僕も、将来、かっこいい大人になったら明日香ちゃんと結婚するの!約束だよ?」



「もちろんだよ」



あたしと悠君は、小さな小指を結んで、「ゆびきりげんまん」した。



回想終わり。



「な、母ちゃん、いいだろ?まだ、時間掛かるけど、俺が、明日香を守るから」



「悠君・・・」



「そこまで悠が言うなら、お母さん、何も言わないけど、そちらの都合もあるんじゃないの?」



「分かってる・・・!」



「まぁ、お母さんも一応、明日香ちゃんのママとパパにもご相談するけど・・・・」



「おう!!」



「もし、明日香ちゃんを守れなかったらどうするつもりなの?」



「分かってる。でも、俺はそんなマイナスな事は考えない!例え、俺が明日香を守れなかったとしたって、その時はその時だ」



「明日香ちゃんはいいの?」



急に、話をふられて、ちょっとびっくりしたけど、悩むことでもない。



「あたしは、大丈夫です。」