希望の星

そっか。



別に迷惑じゃないんだ。



駿君は、あたしのことを、大事に思ってくれているんだよね。



なんか、涙が出そう・・・。



「帰る支度しようか?」



「あたしも、するわよ」



「えっ。いいですよ。わたしの荷物ですし・・・」



「困った時にはお互い様って言葉あるでしょう?」



「はぁ、まぁ・・・」



「だから!最後くらい、役に立たせてよ」



「いえいえ!十分、役に立ってます!!」



「あたしの中では、たってないのよ。えっと・・・」



あたし、なんて幸せ者なんだろう。



こんなにも、あたしは愛されているんだもん。



なんか、凄く嬉しい。



「明日香、もう寝ない?まだ早いけど・・・。明日のこともあるし」



「うん、そうする。ごちそうさまでした。おやすみなさい」