希望の星

一体、頭の中で何回妄想しただろうか?



あたしはてっきりデートだと思っていた。



だけど、実際、連れがいる。



だれだろ、合わせたい人って――。





そして日曜日――――☆



服もキッチリ決まって、もう、出かける準備もできた。



黒いブーツを履いて、玄関のドアを開ける。



電車に乗って、渋谷駅まで向う。



109の出入り口に、悠君が立っていることに気が付いた。



「悠君~~~~~♪♪♪」



「おぉ~、明日香!!こっちこっち」



大きく手招きされて、つられるように、悠君に近づく。



「あ、あの!!」



「うん?」と振り返る悠君の笑顔は、まるでジャニーズ!



「あ・・・」と、われに返った。



「・・・・で、これから何処へ行くの?」



「このビルの3階にある、レストラン」