希望の星

パカカカカ。



箱の蓋を開ける。



「はい、あ~ん♪」



「えっ。恥ずかしいよ・・・」



「いいから、食えっ!!」



むぐっ。



あたしは、二本のポッキーを口に押し込まれた。



甘い。



「うめぇか?」



あたしは、しゃべれないから、コクリと頷いた。



「そっか。よかったなぁ」



コンコン・・・。



「駿?明日香ちゃん?晩御飯できたわよ?」



「おう、今行く!!」



あたしも、最初は緊張して、ご飯も喉に通らなかったけど、もう、慣れてきた。



「いただきます」



の合図で、合掌した。