希望の星

時が止まったように思えた。



この声は、レミさん?



「いい加減にしなよ、悠」



「レミ・・・・嘘だよなぁ。別れるなんて嘘だよなぁ?なぁ、嘘だろ?」



「悠は自分の事しか考えてない。」



レミさんは、厳しい言葉を放った。



悠君は黙り込んだ。



「明日香ちゃんは何も悪くないじゃないの。悪いのは、悠よ。自業自得よ?分かってる?今の悠、今までの悠じゃない。そんな今の悠とは、やっていけないから」



「なんでだよ?」



悠君の拳が震えていた。



悲しいの?



怒ってるの?



「ふざけんなよ!勝手すぎるだろ!!悪いのは俺?俺が悪い?なんで?なんで?」



「心配しなくても、今までの悠になれば、考える。もう一度、付き合う。・・・・でも、ずっとこのままだったら、一生戻らない。あの関係には戻れないから」