希望の星

チュンチュン。



小鳥のさえずりが聞こえるのと同時に目が覚めた。



「ん・・・」



ゆっくり目を開けた。



見慣れない部屋。



シンプルな男の人の部屋?



「あ・・・おきた?」



目の前には、片目を開けた駿君の姿があった。



記憶があまりハッキリしなかった。



確かあたし・・・。



そっか。



駿君の家に泊まってたんだっけ。



あたしは、寝ぼけたまま携帯を開いた。



着信メールが10件あった。



開きたくもない。



誰からかは見なくても分かるし。