希望の星

とだけ言った。



ドキドキが止まらない。



「悠君は、向こうで好きな人でも出来たの?」



「え?」



「だって、なんかさびしそうな顔してる」



「うん、まぁ。正直に言えば、そうかな」



「相変わらず、悠君は正直者だね」



「そうかな、俺ってそんなに正直者なの?」



「うん。だって、幼稚園の頃・・・・」



回想。



幼稚園の頃のあたしは、液体のりをなくしてしまった。



と、おもいこんでいた。



だけど、盗んだのは僕だって、悠君がのりをあたしに差し出した。



「ごめんね」って付け足して。



回想終わり。



「あっれ?俺そんな事したっけぇ?」