希望の星

一気に涙が溢れそうになった。



「な、泣くなよ！」



「うん、でも、やっと悠君に会えたら、ほっとしちゃって・・・・」



多分、悠君は、周りからの視線を感じて、「場所を変えよう」と言った。



あたしは頷いて、泣きながら場所を変えた。



「明日香、やるじゃん！あんなかっこいいメンと仲良しだったなんて！」





―屋上―



「っと、あんな所、他の人にみられたじゃんか！」



「ふえ、ごめんなさいぃ」



「まぁ、泣かなくていいから！本当に！！」



あたしは、やっとな涙を堪える事が出来た。



でも、悠君を見ていると、どうしても涙が出てくる。



「無理！！やっぱ泣いちゃううう！！」



「わぁ！泣かないで！！」



あたしは、悠君にぎゅっと抱きしめられた。



えっ・・・・・・・・



「ちょっと・・・悠君・・・！」



悠君はぱっとあたしから離れて、



「ごめん」