希望の星

「別に、邪魔だし、ダンボール・・・・」



「ごめんねぇ、お姉ちゃんの大学入学手続きに時間かかっちゃって(汗)」



「いいよ。暇だったし」



「それより、学校どうだったの?明日から本格的に通う事になるのよね?いじめられないようにきをつけるのよ?」



「分かってる。心配しないで?」



「そう、だったらいいのよ」



お母さんは、お風呂場に向った。



「心配しなくたって、あたしには友達がいるっての」



ポーンとバスケットボールを蹴った。



どすっとソファに座った。



てれびはまだ設置してないから、今日はまだ見れないけど、



ラジオなら聞けた。でも、あえて聞かなかった。



うるさいし。





――翌日、学校――。



「明日香ー、おはよー。ねぇ、聞いた?いきなり転校生来るって」



「じゃあ、なんで昨日のうちにこなかったんだろう?」



「間に合わなかったんでしょ?」



その時は、まだ、意外な人が来るなんて、思ってなかった。