高嶺に咲く恋

「もう完璧じゃん? 隆裕君」



祥子と笑いあう。



あたしもそう思ってた。



「っていうか付き合わないの?隆裕君と」



「うん、実はね」



そろそろ付き合おうと思ってた。



隆裕もがんばってくれたし。



ガラッ、と部室のドアの開く音がした。