だからっ、高2にもなって親の言うことなんか普通聞いてられないでしょっ?
しかも勉強勉強って」
「ん~…でも、ねえ」
確かにその通り。
でも親に逆らったことのないれんげには、それが面倒くさかった。
逆らったことがないというか、親の言うことと違うことをしたときの恐ろしさを知っているからできないのだけれど。
何て返したらいいのかわからずに、れんげは文化際のポスターでいっぱいの壁の方を見た。
「まぁ、れんげん家は金持ちだからね。一般とは違うかあ」
(だいたいそれで片付けられるんだよね)
仕方ないか、の言葉の代わりに少し沈黙が続いた…。
「ねぇっ!そおいえば25HRの沢田くん!花火大会誘われたんでしょ?」
「えっ?何っもう知ってるの?」
「当たり前でしょっ。沢田くんていったら、顔はかっこいいし頭はめちゃくちゃいいし最高じゃん!行くんでしょっ?」
「…それがね、つきあってって言われたの。」
「ほんとに?やったじゃん!」
「…?」
何がやったねなのかわからず、ぽかんとするれんげに、
「もちろんつきあうんでしょ?」
とさきが付け足してくれる。
しかも勉強勉強って」
「ん~…でも、ねえ」
確かにその通り。
でも親に逆らったことのないれんげには、それが面倒くさかった。
逆らったことがないというか、親の言うことと違うことをしたときの恐ろしさを知っているからできないのだけれど。
何て返したらいいのかわからずに、れんげは文化際のポスターでいっぱいの壁の方を見た。
「まぁ、れんげん家は金持ちだからね。一般とは違うかあ」
(だいたいそれで片付けられるんだよね)
仕方ないか、の言葉の代わりに少し沈黙が続いた…。
「ねぇっ!そおいえば25HRの沢田くん!花火大会誘われたんでしょ?」
「えっ?何っもう知ってるの?」
「当たり前でしょっ。沢田くんていったら、顔はかっこいいし頭はめちゃくちゃいいし最高じゃん!行くんでしょっ?」
「…それがね、つきあってって言われたの。」
「ほんとに?やったじゃん!」
「…?」
何がやったねなのかわからず、ぽかんとするれんげに、
「もちろんつきあうんでしょ?」
とさきが付け足してくれる。