男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




だって、
淨弥君にまだ
伝えてないのに、


――他の人に、
伝えたくない。



あたしの答えを聞き、宇津井は嬉しそうにふにゃと笑い、

「そっか!…へへ」

赤く染まってる頬を掻いた。



「このあと、俺の部屋来いよっ!」

宇津井は笑いながら、あたしの頭をポンと叩いて、楽しそうに行っちゃった。




俺の部屋に、
来いよ!!??


「な、なななんでー!?」


だ、あ、あたしは、
淨弥君に言われたのに…。


…この後、来てって…。



…いっぺんに、二人にそう言われても…。



「…どうしよう…」

淨弥君を断りたくない。

でも宇津井を断るのは悪い。


あたしって欲張りなのかも…。



いったん、部屋に戻るか。