「プハハハっ!お、おまっ!!ハハハっ!」

宇津井は黄色のペンキがついたブラシを持ちながらあたしを見て爆笑していた。



「……。」

あたしはそん宇津井をじっと睨み付ける。



……くっそぉ…。


「……う〜つ〜い〜っ!!」

この馬鹿阿保男っ!
よくもやってくれたなっ!!



「うわっ!な、なにすんだよ怪力女っ」


あたしは宇津井からブラシを奪い、ニヤリと笑う。



「な、なんだよその笑い…」

宇津井は一歩後ろへ引き下がる。


ふふん…。
待ってろよー…?


「今からお前をバナナにするっ!!」

あたしはわざとガハハと笑い、ジャンプして宇津井の顔に一塗り。



「!?なっ……」

宇津井はさっきのあたしと同じくきょどってる。


「ハハハ!」

あたしはお腹を抱えて笑う。